自戒。

 

自戒の念も込めて此処に転写しておきます。

 

ジュニアサッカーを応援しよう!コラム

『親に影響され「自分で考える術」を持てなくなった子はどうなる?』より

 

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多くの子どもは「親の考え方」に影響され「自分で考える術」をもてない

 

 子どもには責任感をもってほしい。機知に富み、快活で、思いやりのある人間になってほしい。そしてなにより自分の頭で考え判断できるようになってほしい。親としてはそう願っているはずです。

 

 ところが現実には、親は子どもに考えさせているように見せながら、自分の考えを元にして、「こう考えるべきだ」と教えこんでいることがじつに多いのです。

 

 子どもがよちよち歩きのころから、わたしたちは早くも「自分で考えなさい。コートと手袋をするのを忘れちゃだめよ」と言っていたりします。子どもがある程度大きくなってからも、「自分で考えなさい。試験の準備をしなきゃいけないんじゃないの?」「自分で考えなさいって何度言えばわかるの?」こんな具合に続いていきます。

 

 多くの子どもは、大人になる入口の時期に、どうやって自分で考えればいいのかを模索しつづけます。というのも、「親の考え方」はすっかり身についているのですが、「自分でどう考えるか訓練する機会」にほとんど恵まれてこなかったからです。

 

 子どもが自分で考え、自分の問題を解決できると思えるようになるには、自尊心と倫理観、そして自らの力を信じる気持ちが必要です。その力を育てるには、子どもに責任を与え、決断する能力を鍛えることです。そのためには、まず子どもに判断させ、それに対して評価を下すことなく導きます。自らの決断が招く結果を通して、成長させることが大切です。

 

 失敗しても、まずい選択をしても、子ども自身の責任です。その選択で傷ついたり困ったりしても、本人が前向きに取り組んではじめて解決できるのです。子ども自身がその事態の当事者として動くことにより、気高い心や倫理観、そして自尊心が育っていきます。

 

 親のもつ真の力とは、子どもを支配して言うことをきかせることではなく、子どもを力づけてやる手腕のことなのです。

 

「自分で考える術」をもたない子どもはどうなる?

 

 子どもがティーン(13歳~19歳)になっても、責任を負い決断する機会を与えないままだと、どうなるでしょうか。

 

 間違った服を選んでしまったら、こういったタイプの親は子どもを叱るに決まっています。「そんなの着ちゃだめよ!」あるいはもっと巧妙にこう言うかもしれません。

 

「あなたが着たいんなら、その服でもいいわ。でも、よそで人に名字を言うんじゃないわよ」

 

 そのころになると、子どもはそんな親を喜ばせる方法を身につけています。問題が深刻な形で表面化するのは、子どもが「もう親を喜ばせたくない」と考えるようになったときです。こうしたタイプの親から、一度ならずこんなふうに泣きつかれたことがあります。

 

「この子を見てください。以前は本当にいい子だったんです。お行儀がよくて、礼儀正しくて、身なりもきちんとして。なのに、今のこの格好ったら!」

 

 こうした親の訴えに対するわたしの答えはこうです。

 

「いいですか。お子さんは小さいころから、親に言われたとおりの服装をしてきました。親に言われたとおりにふるまい、命じられたとおりの言葉を口にしてきました。それだけなんですよ。変わったわけではありません。今でも人から命じられるとおりに従っているのですから。問題は、従う相手が親ではなくなったということ。仲間の言いなりになっているだけです。この子は『自分で考える術』が身についていないのですよ」

 

“真の自我”はどのように育つ?

 

 あるいは、こんな可能性もあります。自分を引っぱってくれる相手を探し求めるか、あるいは自信過剰になって誰の支えもはげましも忠告も受け入れようとしなくなるのです。

 

 引っぱってくれる相手を探し求める子は、心の穴を埋めてくれるカリスマ的な強い指導者を慕うことが多くなります。その指導者の考え方が、たとえ自分の意志や心、身体をむしばむものであっても、あっさりと受け入れてしまいます。自分という存在を認識できずにいるため、慕う相手とのつながりのなかでしか、自分を見つけることができないのです。

 

 一方、自信過剰で人を受け入れなくなった子は、互いに助けあうことによって得られる喜びや安らぎをまったく知りません。「やるべきことがあるなら、自分でやるしかない」がモットーになってしまうのです。

 

 子どもは、幼いころから親が自分の言うことに耳を貸し、気にかけ、大事に思ってくれていると実感していれば、自分の気持ちを率直に口にし、失敗し、そこから学ぶことができます。

 

 その経験は、機知に富み責任感のある愛情豊かな人間になるのに必要なステップとなります。

 

 そして自分のために行動し、自分の身を守り、権利を行使できるようになり、一方で他人の権利や正当な要求もきちんと尊重できるようになります。真の自我はこのようにして育てていくのです。

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『ここは大事…』と、思うところを太字に加工しようかと思って転写し始めたけど、殆ど全部になってしまうのでやめておきました…(笑)

 

 

読めば読むほど、自分の言動を振り返り反省ばかりです…(泣)

 

 

 

 

 

 

親のもつ真の力とは、子どもを支配して言うことをきかせることではなく、子どもを力づけてやる手腕のことなのです。」

 

これはコーチにも、そのまま当てはまります。

 

  

  

 

 

やっぱりまだまだ未熟者です。