自転車。

最近、自転車で来るようになった5年生。最初の方は練習がてらにお父さんと来てたりもしてた。ここの何回かは一人で来て一人で帰っている。距離的には10~15分くらいの距離だろうか。「気をつけて帰るんだぞ」「変に近道とかしようとして暗い道通ったらダメだよ」と、帰り際に気づけば私も声を掛ける。そして後ろ姿を見ながら、心の中で無事を小さく祈っている。

昨日の帰り際は少し寒かった。「○○、寒くない!?」と半袖で帰ろうとするところに、その子を良く知るお母さんが少し離れたところから声をかける。さらには「上着、貸そうか?」と、聞いたところで「○○は借りないよ…」と、これまた本人を良く知るお父さんが横から一言。予想通り、「大丈夫~!」と言って自転車で帰って行った。お母さん、お父さん、私、その場にいた3人の大人がその後ろ姿を見ながら心の中で無事を祈ったはずだ。

今の世の中、送り出す親御さんからすれば、少なからず……いや、結構な不安や心配があったと思う。毎回毎回、家で一番の無事を祈っているはず。きっと、信じて、勇気を持って息子を送り出している。

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その勇気を持って送り出した結果、子どもは様々な経験を積み、親から少し離れたところで他人の愛情や優しさに触れているのである。とても素敵な事だ。「我が子信じ、勇気を持って送り出す…」振り返れば、自分も同じ親として結構出来てない場面が多い。

 

 

見習いたい。

 

 

いつもありがとうございます…
これからも懸命に指導させていただきます。