風呂の電気と牛乳と風呂上がりの長女。

 

 

  

 

風呂の電気と牛乳と風呂上がりの長女。

 

 

 

 

 

部屋とYシャツと私。

 

みたいだな…(笑) 

 

 

  

 

  

 

  

 

  

  

 

  

 

 

 

外から帰って来た私。

 

 

 

 

 

リビングには風呂上りと思われる長女がいる

それを横目にまずは洗面所へ

 

 

手を洗いながら、

風呂の電気がつけっぱなしになっている事に気づく。

 

 

すぐに察しはついたが

風呂の電気はそのままにしリビングへ

 

 

スマホに夢中の長女

 

『ただいま…』

と言わないと返ってこない

『おかえり…』は、とりあえず貰わずに冷蔵庫に向かう

 

 

麦茶を出し、食器棚からコップを出しテーブルの上に置く。

 

 

テーブルの上には

中身の入った牛乳パック

それを飲んだと思われるコップがおきっぱなしになっている。

 

 

 

 

 

 

   

 

  

 

意を決して…

  

  

 

  

 

 

 

 

 

 

『風呂の電気は誰…?』

 

『牛乳、おきっぱなしだけど誰…?』

 

 

 

 

その時に持てる全身全霊を込めて柔らかく言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

  

 

 

 

黙ってリビングを出て行く長女。

 

 

  

 

  

 

洗面所に行き、おそらく

風呂場の電気を消したのだろう

 

 

 

  

  

 

 

 

そしてそのまま

自分の部屋に行ってしまった…

 

 

  

 

 

  

 

 

  

 

 

 

牛乳とコップは残したまま。

 

 

 

 

  

 

 

 

 

  

  

  

 

 

 

 

あ~~

黙って風呂の電気を消せば、どれだけ楽であろうか…

 

 

  

  

  

  

  

 

あ~~

黙って牛乳を片付ければ、どれだけ楽であろうか…

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

  

 

 

 

 

こんな戦いを

毎日やっている母親は

やっぱり偉大なんだな…

 

 

 

  

  

 

 

 

  

 

  

 

 

 

これからも

茨の道を選んで行く所存です。