呟き。

 

 

審判をやっていた時の話です。

 

 

 

 

 

 

コートの外から

常に一人の子にだけ向けて

指示が飛んでいる。

 

 

 

 

 

ベンチからではなく

その反対側のサイドから。

 

 

 

 

 

 

そしてそれは

すべてネガティブなもの。

 

 

 

  

 

 

 

おそらく、指示をしているのは親、お父さん

そして、指示をされているのは、その息子。

 

 

  

 

試合を司る審判として、

そのお父さんを注意する事も考えたが

 

  

 

練習試合であるという事と、

職業病の『興味』が勝ってしまい

しばらく放置する事にした…(笑)

 

 

※ここで言う『興味』は、その息子に注がれています(笑)

 

 

  

 

審判ではなく、

ベンチに座っていたら

絶対に放置しないけど…💦

  

  

  

 

  

 

 

ずっと、何か言われてる息子くん

でもそのテンションを下げる事なく頑張ってる。

 

 

指示内容も、あながち間違ってはないけど

ここでは、そういう事が問題ではない。

 

 

そして

相変わらず続く

ネガティブキャンペーン…(泣)

 

 

 

  

  

 

 

ずっと言われ続けたその息子くん

最終的にこんな言葉をボソッと呟きます…

 

 

 

 

  

 

 

  

 

 

  

 

 

  

  

 

『じゃあ、お前がやってみろよ…』 

 

 

 

 

 

 

って。 

  

 

 

 

 

 

 

そうか

そうか…

お前の心の叫び

俺が受け取った!!

 

 

と、

私も心の中で叫び…(笑)

 

 

 

その後

その親を、審判として注意させて頂きました…

 

 

 

 

 

 

 

何かいつもは見れない

子どもの心の中を覗いたようで

とても勉強になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

ちなみに、良くキレる我が愚息(笑)

たまに面と向かって、口答えする事はあるが

さすがに、このセリフは言われた事がない。

 

 

 

  

 

つーか

言えないだろうね…

 

 

 

  

私、出来ちゃうので…(笑)

 

 

 

ただし

出来るからこそ、感覚的にならず

細かく分かりやすく伝えるのが大事だと思っています。

(もちろん試合中ではありませんが(笑))

 

 

 

そして、

いつか私を抜くであろうその時に

頭と体だけでなく、その「心」で理解してもらえるように

コツコツと対話を続けて行こうと思います。